残寒の侯 皆様には益々ご健勝の事と存じます。
さて来る2月21日には東京教区仏教壮年会連盟 結成記念日研修会が
箱根にて執り行なわれます。
當光寺からも壮年会有志の面々が参加いたします。
そこでそもそも、仏教壮年会とは何なのかお浚いしてみましょう。
壮年会のパンフレットの裏には昭和55年結成とあるのですが・・・
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時は昭和37年、親鸞聖人700回大遠忌を契機として
壮年層の門信徒が核となり教団の再生を担うべく
「仏教壮年会」の組織化に関心が寄せられることとなる。
昭和44年には全国で600単位の仏教壮年会結成を目指し
「壮年教化」指定組が定められる。が、中々に容易く事は進まないのである。
昭和54年3月13日、「仏教壮年の結集に関する宗則」が発布される。
と同時に教区仏教壮年会組織により選出の会議員による
「全国仏教壮年会議」も設置された。
一方東京教区では、昭和50年9月に「仏教壮年部」が発足し、
昭和53年には各組代表者が集って「連盟化」への話し合いが行なわれていた。
昭和54年の上記「仏教壮年の結集に関する宗則」発布を受けて
ついに同年7月に東京教区でも総会を開催。
ここで『東京教区仏教壮年会連盟」を結成する事が議決されたのである。
この事実は、宗会議員であった浅野秀慶師(西組等正寺)をはじめ、教務所長、
教区内寺院の各住職方々の只ならぬ熱意と尽力があってこその成果なのである。
当時刊行された「私たちの願い~仏壮大会を縁として~」なる冊子には、
教区法中の方々により、その熱い思いが綴られている。
そしてその中に、
「当光寺壮年会について 芝組 当光寺住職 渡辺普相」の寄稿も見出す事ができる。
東京教区では40単位の仏教壮年会が結成され、
翌昭和56年2月11日、築地別院本堂にて「東京教区仏教壮年会連盟結成大会」が
開催されたのである。参加者は290余名であった。
(参考資料;東京教区仏教壮年会連盟 結成30周年記念大会DVD『三十年のあゆみ』)
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さて當光寺では仏教壮年会の活動の傍ら、
平成11年に「當光寺のこれからを考える会」がスタート。
本堂等修復プロジェクトが進行する中、
門徒有志の方々が建設委員会役員として多忙を極めた平成19年、
やむなく壮年会としての活動を一旦休止する。
當光寺仏教壮年会は2ヶ月毎(偶数月)の例会を基本として
年一回の研修旅行、報恩講一泊研修を行なっていますが。
これは発足当時から今日まで変わらず受け継いでいるのものなのです。
平成22年4月、「親鸞聖人750回大遠忌/第31世住職継職/本堂等修復落成 慶讃法要」
を無事終えた事を境に、壮年会復活の準備が進められ、翌23年10月活動を再開。
休止前27年~再開後5年の活動を経て今日に至ります。
壮年会会員の皆様、今後共お力添えの程なにとぞ宜しくお願いいたします。
(壮年会事務局 山中)